すだちは徳島の代表的な味覚のひとつで、古くから身近な食材として親しまれてきました。
料理にも広く利用され、香りづけ・薬味・味付け・彩りなどその用途は実に様々です。
濃緑色の果皮に包まれたピンポン玉ほどの大きさの実は、豊かな香り成分を含んでいます。
近年はすだち酢・すだち酎など様々なかたちで商品化され、全国的にも親しまれています。

すだちはゆずの近縁種ですが、かぼす等と同様にゆずに似た香りがあります。
香りの強い香酸柑橘類のなかでも、他の種にはない2種の香り成分があることがわかっています。これが他の香り成分と混合し深い複合香となり、豊かな香気を生んでいます。

独特な香りとともに様々な成分も豊富なすだち。同じ柑橘類のレモンと比べてもカルシウム・カリウム・ビタミンAなどの含有量は2倍以上で、他にビタミンCも豊富です。
またクエン酸も多く含まれ、これらは消化吸収・新陳代謝を促し疲労回復も期待できます。

すだちは余すところなく食することができます。搾って料理にかければ香りとともに味が深まります。また、皮のまま擦って薬味として利用し風味を楽しむことも。薄く切って料理に添えれば盛り付けの見栄えも良くなります。また、果肉の搾り汁を醤油と合わせれば、調味料としても抜群。焼き魚や刺身・豆腐などは勿論、洋風の肉料理等にも適しています。



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